これから、お酒をやめようと思っている方の中には、「これから先の人生で、一滴も飲まないんだ!」と強い決心をしている方もいると思います。
私も、お酒をやめようと思った時に、「この先の人生で、お酒なんか絶対飲まないぞ!」と思っていました。
この考えを貫き通して、断酒を継続している方も、もちろんいます。
ですが、途中で心が折れ、挫折してしまう方が多いですね。
断酒ということは、文字通りお酒を断つわけですが、お酒が大好きで、毎日のように飲んでいたという人が、実際にやめて見ると一ヵ月でも大変だと思います。
ちょっと考えを少し変えてあげれば、気持ちが楽になりますよ。
「一生この先お酒をやめ続ける」と思うのではなく「今日1日はやめよう」「明日もやめよう」の積み重ねをしていったら、気が付くと一週間、一ヵ月、一年とやめ続けることができるでしょう。
なぜ、そう考えれば気持ちが楽になるのかを、まとめてみました。
一生お酒を飲めないんだ、という考え方
「もうお酒を一生飲まないぞ!」や「一生お酒を飲めないんだ」という考えでやめている場合、断酒をし続け一生を終えて、やっと目標が達成される、ということですよね。
こんな大変な目標は、達成する前に挫折して当然ではないですか?
人それぞれなので、これぐらい自分に気合を入れないと、ダメなんだ。という方もいると思いますが、とても大変ということには、違いないです。
先ほども少し書きましたが、お酒が好きで、毎日飲んでいた方が、一ヵ月やめるのでさえ大変です。
アルコール依存症の方なら、離脱症状が出る場合もありますし、「本当にやめることができるのか?」という不安もあるでしょう。
そんな状態で、これから先の人生の事なんて、考えてる余裕なんてありませんし、「お酒が飲めない人生なんて無理だ」とまたお酒を飲んでしまう、なんてこともあります。
そうなってしまえば、せっかく断酒しようと頑張った何日間が、無駄になってしまいます。
それほど、断酒をすることは難しいんですね。
病院に行ったり、断酒会に行ったり、カウンセリングを受けたり、本やネットで調べると、必ず1日1日の断酒が大切です。と言われたり書いてあったりします。
私は、本当にその通りだと思います。
今日1日お酒を飲めないんだ、という考え方
「今日1日だけは、お酒をやめよう」や「明日もやめよう」という考えにするだけで、目標がかなり現実的になりませんか?
というか、お酒を飲まないで、布団に潜り込んでしまえば、目標達成ですよね。達成した自分を、心の中で褒めてあげたり、カレンダーに書き込んだり、日記に書いたりと、あなたなりの表現でべた褒めしてあげてください。
自分で自分をほめながら、一歩ずつ前に進むだけでいいのです。
マラソンで言う電柱理論ですね。あの電柱までは、歩かないで走ろう。三本目のあの電柱までは頑張ろう。この考え方が、断酒に合っています。
1日1日やめるだけで、「気が付いたら、もうこんなにやめているんだ」と思える日が、必ず来ます。
私もそうです。私は、1年前にお酒をやめています。やめる前は缶酎ハイを500ml×5本を毎日飲み、それでも足りない日は、焼酎やウイスキーを飲むという生活を長年していました。
結局体を壊し、お酒をやめなくてはいけなかったのですが、なかなかやめることができずに、何度も挫折しています。
最後にお酒を飲んだ日からは、もう1年以上経っているのですが、やっぱり今でも1日1日の積み重ねという考えですね。
特に、最初の一ヵ月ぐらいはこの考え方が、重要になります。
まとめ
お酒をやめることによって、見たくもない位に、嫌いになってくれれば楽なのですが、なかなかそうもいかないですよね。
好きな物をやめるというのは、人間にとって、とても大変なことです。
その大変なことを、しているわけですから、とても遠い目標を作っても、達成できません。
目標を手の届く範囲に、設定して達成しながら、毎日を送っていくと、少しは楽になるんではないでしょうか。
私も、断酒を続けています。あなたも一緒に断酒をしませんか?