禁酒・断酒

家族がアルコール依存症かなと思ったら

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お酒を飲むと暴れてりまったり、物をなくしたり、問題行動が多いという方が、家族にいても周りには相談しにくいですよね。

「もうお酒をやめて」と頼んでいるにも関わらず、飲み続けるのでアルコール依存症になったのかが心配、なんて方もいらっしゃると思います。

もし本当にアルコール依存症だった場合、このままズルズルと今の状況を続けていると、あなたも疲れてしまいますし、依存症者も悪化する一方です。

この記事では、家族の方がアルコール依存症かなと思った時に、どうすればいいのかなどの対処法をお伝えします。

 

当人の飲酒はどのような物ですか?

 

あなたの旦那さん、奥さん、親、子供など様々なパターンがあると思います。

そして様々な飲酒による、問題行動もあるでしょう。

 

 

二日酔いや、お酒によるけがなどで会仕事を頻繁に休んでしまったり、約束や大切なことを平気で破る。

毎日、朝でも夜でも、いつどんな時もお酒を飲んでしまう。

「お酒を飲まないで」と頼むと、自分で稼いだ金で飲んでいるんだからと言ってくる。

暴力をふるってくる。

隠れてお酒を飲む。隠れて飲んだとしても、「飲んでいない」と平気で嘘をつく。

日常の何気ない行動ができない。例えば、お風呂に入らなかったり、歯を磨かなかったり、服装が乱れる、なんてことが起きている。

飲酒運転や、危険な行動をしてしまう。暴力をふるってくる。

などの問題行動をアルコール依存症者は、引き起こしてしまうんですね。

当てはまることがあったとしても、本人はアルコール依存症だとは認めないでしょう。

認めないということは、病院などにも絶対に行きたがらないです。

 

あなた(家族)は、振り回されていませんか?

 

アルコール依存症は、家族を巻き込んでしまう病気です。

依存症者が起こした問題を、あなたが尻拭いをしていませんか?

会社に休みの電話を入れたり、他人に暴力をふるってしまったら謝りに行ったり、すべての問題をあなたや他の家族が世話をしたり、尻拭いをしていると共倒れになってしまいます。

自分のせいでこうなってしまったのではないか、いつまでこの生活を続けなければいけないのか、など悩んでしまったりします。

そして最終的には、依存症者にお酒を飲ませないように隠したり、お金を渡さなかったり、行動を監視したりするでしょう。

この状態は、アルコール依存症者にもかなりのストレスが溜まりますし、あなたや他の家族も精神的に追い込まれてしまいます。

そうならないために、次の行動をしてみましょう。

 

病院に行かないと言われた時の対処

 

アルコール依存症は、否認の病気とも言われています。

先ほども書きましたが、もう一度お伝えします。

アルコールの問題を抱えている本人は、絶対に自分がアルコール依存症だという事を認めません。

そして、認めてくれないという事は、病院には行きたくないと思っているでしょう。

 

そんな場合は、家族であるあなたが、一度アルコール依存症を扱う病院に行って相談してみましょう。

病院で、家族がアルコール依存症ではないのかという事を、相談すると質問票を書いたり、先生、カウンセラーの方などから適切なアドバイスなどをしてくれます。

家族の方だけでも、病院につながっているだけで、きちんとあなたのケアをしてくれたり、そのうち問題を抱えている本人も、病院につながることができます。

もし依存症者が、病院に行く事を承諾し、実際に行った場合は口に出して「病院に行ってくれてありがとう」とほめましょう。

アルコール依存症を少なからず、認めたわけです。否認の病気なのにですよ。改善の一歩を踏み出しているのです。

その決断を精一杯褒めてあげましょう。

 

 

あなたや他の家族も病院に行きたくない、という方もいるでしょう。

その場合は、地域にある自助グループにつながっておくという手もあります。

ネットで「アルコール  〇〇県  自助グループ」などと検索すると、その地域にある断酒会やAAなどを確認することができます。

 

断酒会とAAがあるのですが、家族の方が参加しやすいのは、断酒会です。

2時間ぐらい、自分のお酒の失敗談や、苦しかったこと、病気の事などを話したり、聞いたりする会ですね。

会員になるには、年会費や入会費などがかかってしまいます。

定期的に、例会という会を開いていますね。

地域によりますが、大体10~20人ぐらいではないでしょうか。

家族の方だけの参加も大丈夫です。

基本的に、聴きっぱなし、言いっぱなしですが、意見を募れば、アドバイスなどもしてくれるでしょう。

断酒会は、地域に密着している感じがします。

年齢的には、比較的に高齢の方が、多いですね。

地域によっては、毎日電話をしてくれたり、色々とケアをしてくれる所もあるでしょう。

 

もし断酒・禁酒をしてくれたら

 

アルコール依存症者が、病院にきちんと通院をして禁酒・断酒生活を始めてくれた。なんて事も必ず来るでしょう。

ですが、簡単にお酒を忘れたり、飲みたいという気持ちは消えません。

特に初めの頃は、飲酒欲求との戦いです。離脱症状も出るかもしれないです。

アルコールの離脱症状は、眠れない、体の震え、発汗(寝汗)、吐き気、幻覚、幻聴などの体の症状と、イライラ感、集中力がなくなる、興奮してしまう、落ち着きがなくなる、などの精神的なものまであるんです。

この症状が治まるまでは、一週間程度~一ヵ月ぐらい続きます。

その後も、飲酒欲求との戦いは、かなり大変です。

依存症者は、イライラして家族に当たる場合もあるでしょう。

「酒をやめてやっているんだから」なんてことも言ってくることも。ですが、本心言っているのではなく、病気がそう言わせているのです。

その言葉を真に受けて、喧嘩が絶えない状態になったりしてしまうと、またお酒に逃げてしまう事もあります。

一度お酒を口にしてしまうと、あっという間に元の生活に戻ってしまうんですね。

そのようなことが起こってしまったら、依存症者と家族の話し合いを設けて、色々と本心を語り合ってください。

問題解決の糸口になってくれるかもしれません。

 

まとめ

 

アルコール依存症は、家族も巻き込んでしまう病気です。

あなたや他の家族が、精神的に追い込まれてしまう前に、誰かに相談しましょう。

確かに、他人に今の状況を相談するのは、難しいかもしれません。

しかし、病院や、自助グループなどに相談すれば、このことが他人に漏れる心配もありませんし、あなたも楽になるでしょう。

力不足かもしれませんが、私で良ければいつでも相談に乗ります。

大したことは言えないかもしれませんが、全力でお答えいたしますよ。

コメント欄なら、相談したいことがあるとだけお伝え下されば対応します。

お問い合わせの場合は、私しか見れませんので、直接相談内容を書き込んで下さってもかまいません。

ぜひ病院、自助グループ、私に相談してみてください。

 

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