お酒をやめたいと思っている方には、
・毎日飲んでいるので休肝日をつくりたい
・たくさん飲んでいるので量を減らしたい
・お酒を飲んでいて体を壊したのでやめたい
・依存症と診断されたのでやめるしかない
など、まだまだ色々な理由があると思います。
この記事では、お酒をやめたい(断酒・禁酒)という方に向けて書いています。
理由はどうであれ、好きなお酒をやめたいと思って、この記事を読んでいるんですから、難しい第一歩を踏み出しているんです。
人間が好きなことをやめるなんて、なかなか決断できる事じゃないんですから。
その気持ちを大切に、最後まで読んでいただければなと、思っています。
私は一年前にお酒をやめています。
長くお酒をやめている方にしたら、「たった一年で何語ってんだ」なんて言われてしまいそうですが、私にとっては簡単ではありませんでした。
お酒を飲んでいる頃は、毎晩仕事終わりに缶酎ハイ500ml×5本を飲んで、風呂に入って寝るという生活をしていました。
最終的には、おいしく飲むというよりは、酔っぱらいたくて飲むという状態です。
こんな生活をずっとしていて27歳で体を壊します。仕事中に突然発作が起きて入院しました。その時何年振りかにお酒を飲まない日が来たのですが、すごくつまらない一日だったのを覚えています。
その時に医者にお酒をやめないと、体がもたないよと言われ、禁酒・断酒を始めます。しかし何回も挫折し、飲み始めてしまったのですが、最後に飲んでから一年経ちました。
この経験を、あなたの禁酒・断酒のお手伝いができたらいいなと思いまとめてみました。
家にあるお酒を捨てる
まず初めの一歩として、「禁酒・断酒をするんだ!」という大きな決断をした時の気持ちを、行動に移すという目的で、家にあるお酒を捨ててみてください。
禁煙するときに煙草を「クシャッ」と潰す感じです。
少しもったいないな、料理にも使えるだろう、知り合いが家に来た時にないと困るという考えも一緒に捨てましょう。
家にあると、「もったいないから今日は飲んじゃおう、明日からやめればいいんだから」と考えたりしてしまいますし、何日かやめた後に、とっさに飲んでしまうなんてことも防げますよ。
コンビニに行かない
コンビニの冷蔵庫には、缶酎ハイやビールがたくさん置いてあり、棚には、焼酎やウイスキー、手ごろな価格のおつまみがあるんですよね。
ついつい見てしまい、「買っちゃおうかなー」なんて考えがでてきてしまいます。
お酒をやめてすぐの時は、コンビニに行かないことをおススメします。
私の場合は、最初の一か月は、仕事以外で車に乗らないようにしていました。家の近くにコンビニがない所に住んでいるのでちょうどよかったんです。
ついでに書いておきますが、飲み会にもあまり参加しないことをおススメします。
意外と飲み会自体は、飲まなくても平気だったのに、家に帰って一息ついた時に、フワッと飲酒欲求が来ることがあるんです。
この時コンビニに行ってしまい、買って飲むなんてこともあるんです。飲み会に参加しているときは、「絶対に飲まないんだ!」という強い心を持っていて、その気持ちから解放された瞬間が一番危ない時です。
私は一度、友達の結婚式に参加した後に、お酒を飲んでしまった経験があります。式自体は飲まなくても全然平気だったのに、家に帰って着替えをして、すぐにコンビニに行き飲んでしまったんです。
今考えると、なんでなのかわかりませんが、色んな所に落とし穴があるので気を付けています。
空腹にしない
お腹が減ると、飲酒欲求が大きくなってしまいます。
食事をしっかり取って、小腹が減ったら飴やお菓子、炭酸飲料を飲んで空腹にすることを避けてみてください。
食欲を抑えることで、飲酒欲を減らすことができます。毎日晩酌をしていた方は、晩ご飯を先に食べてしまえば、体や脳が諦めてくれます。
その時に、ジュースやお茶、炭酸飲料をたくさん飲めば、気も紛れますよ。
お酒をやめてすぐの頃は、ノンアルコールビールや、ノンアルコール酎ハイはやめておいた方がいいです。飲酒のスイッチが入ってしまうと止められなくなってしまう場合がありますので。
暇を作らない
お酒をやめると、今まで酔っぱらっていた時間が空き、暇に感じてしまいます。
何もしないでボーッとしてしまうと、お酒を飲みたくなってしまったり、考え事をし過ぎて不安になり、酔っぱらって忘れたいというような、悪循環に陥ってしまいます。
今まで酔っぱらっていた時間を使って、本を読んだり、映画を見たり、趣味に没頭してみてください。時間を有効に使う事ができます。
下に詳しくまとめた記事がありますのでぜひ読んでみてください。
私は、掃除が嫌いでしたが、お酒をやめた日から毎日部屋の掃除をしています。
部屋自体は、ほとんど寝るだけにしか使わないので、ほとんどゴミやほこりがないのですが、掃除機をかけ、ウエットシートで床を拭いています。
今では習慣になってしまい、掃除をしないと気持ち悪くさえ感じるほどになってしまいました。
お酒を飲んでいた仲間との距離を少し置く
会社の同僚や、飲みに誘ってくれる友達との距離を、少し置くだけでお酒を飲んでしまう可能性を下げることができます。
飲みに誘ってもらっても絶対に行かないようにする、自分から連絡を取らないなどをしていけば、次第に誘われる回数も減ってくるでしょう。
ですが、実際にはなかなか断りにくいですし、友達関係や、仕事仲間との関係が悪くなるのは嫌ですよね。
そんな場合は、「お酒をやめている」ことをきちんと伝え、受け入れてくれる方との付き合いを大切にしつつ、無理やり飲ませてくるような方との付き合いをやめていきましょう。
上手くいけば、大切な仲間だけ残ってくれ、人間関係のストレスも減ってくれるかもしれませんよ。
お酒の断り方を、まとめた記事もありますので、よかったら覗いていってくださいね。
まとめ
お酒が好きな人が、いきなりやめるのは、なかなか難しいです。でも焦らないでください。
この先、ずっとお酒をやめ続けなければいけないと思わずに、今日お酒を飲まなかった、明日も飲まないようにしよう。という風に1日1日飲まなかった自分を、布団の中で褒めてあげましょう。
いつの日か、なんの意識もせずに、辞められる日が来ることを信じましょう。
私も1日1日を積み重ねています。一緒に禁酒・断酒してみませんか?
自分の禁酒・断酒の体験を、他の方に伝えたいと思ったり、困ったことなどがありましたら、気軽にコメントに記入してみてください。