お酒(アルコール)を飲むことによって、脳に影響をもたらします。
脳の働きを麻痺させたり抑制させたりしてしまうんです。
お酒が好きな方、酔うのが好きな方は「飲んでいる時の記憶がない」という状態を経験している事が多いでしょう。
私は、一年前にお酒をやめています。
お酒を飲んでいた頃は、毎晩大量に飲んでいました。
仕事が終わると、お酒を飲み、お風呂に入り眠るという生活です。
その生活が3~4年ほど続き、毎日体がだるく、頭の回転も悪い状況が続いていました。
このままではダメだと思い禁酒・断酒をしたんです。
最初の一週間は、眠れずイライラしていましたが、1か月を過ぎたあたりから頭の回転が良くなり、冴えてるなと思うようになりました。
仕事をしていてもミスが減り、人との会話もスムーズにできるなと気づいたんです。
お酒をやめて、睡眠の質が良くなったのもあるのでしょうが、やめる前に比べると、仕事の効率やミスが減っているのを実感しています。
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この記事では、お酒が脳にどんな影響を及ぼすのかをまとめました。
お酒(アルコール)が脳に与える影響
お酒は、良くも悪くも脳に影響を与えます。メリット・デメリットに分けてみました。
メリット
お酒を飲むと、嫌なことや悩んでいることを忘れさせてくれます。
アルコールは脳を麻痺させる作用があるので、リラックスできたり一時的に嫌なことを忘れることができます。
そして、陽気になることでおしゃべりになったり、人間関係もうまくいきストレスのない状態になれます。
デメリット
メリットに書かれていることは、お酒を『適量』飲んだ場合です。
飲みすぎてしまうと、メリットは消え、デメリットが増えてしまいます。
お酒を飲みすぎると、ふらふらしたり、言葉がはっきりしなくなる、感情が激しく変わるなどが起こります。
これは脳や神経に作用しているからです。
たくさん飲み過ぎた時に、その時の記憶がない状態の事を『ブラックアウト』と呼び、このブラックアウトを、毎日繰り返すような方は注意が必要です。
記憶がないということは、脳の機能が抑制されてしまっているということです。この状態が続かないようにしてください。
人間関係も、飲み過ぎて問題を起こしてしまうと悪化します。
ストレスも増えてしまうでしょう。
二日酔い
二日酔いも、頭の回転に影響しますよね。
飲み過ぎた翌日は、つらい二日酔いが待っています。二日酔いは、吐き気や、頭痛などを引き起こします。
この状態だと、頭もあまり回転しませんよね。
なんだか、ボーっとしてしまったり、目もぼやけてしまったりします。
人とのコミュニケーションを、取ることさえめんどくさくなったり、仕事に集中することができなくなり、ミスをしたりします。
アルコール性認知症
アルコールを、長年にわたり多量に飲み続けた結果、脳血管障害(脳梗塞)などや、栄養不足が原因で起こる認知症です。
アルコールの代謝には、ビタミンB1・ブドウ糖が必要です。神経細胞にも使われている物なので、多量のアルコールを飲んでいると、栄養不足になり、脳神経に影響が出てしまいます。
アルコールを長年飲み続けると脳が10~20%ほど萎縮してしまうんです。この脳の萎縮は、休肝日や、お酒の種類など関係なく起こってしまうんですね。
脳は一度萎縮してしまうと治りません。怖いですね。
このアルコール性認知症は、高齢者だけでなく若齢者にも起こってしまう病気です。
アルコール性認知症の予防は、お酒を飲まないことです。禁酒・断酒をしてください。
お酒をやめると
アルコールの代謝をする必要がなくなるので、脳に栄養が行き届きます。
萎縮してしまった脳は戻りませんが、萎縮の進行をかなり緩やかにはすることができます。
そして脳だけでなく体にも、栄養が行き届きます。健康な状態に戻って体が軽くなると、頭も軽くなるなるでしょう。
二日酔いもないので、朝から元気に働いたり、頭を使う事ができます。
まとめ
お酒(アルコール)は、適度ならコミュニケーションやストレス発散に役立つものですが、少しでも適量を超えてしまうと、ただの毒になってしまいます。
毎日飲んでいる方や、多量に飲んでしまう方は脳が委縮してしまう、ということを覚えておいてください。
萎縮した脳は、治りません。少しでも自分は、お酒を飲み過ぎているなと思った方はやめて見たり、飲む量を減らしたりしてみてください。
脳だけでなく、体も健康になり、お金も節約することができます。
いいことだらけの生活をすることができますよ。ぜひチャレンジしてみてください。