私は、この本を見てすぐに手に取り購入しました。
『宝くじで一億円当たった人の末路』というタイトルに加え、全部合わせると23の末路を知ることができる。
大げさに言えば、この一冊を読むだけで23人分の人生を体験できるなと思い読みました。
宝くじに当たった人は、いきなり大金をつかみ、何に使うなどという計画性のかけらもなく散財してしまう、もしくは何かの事件に巻き込まれる、というイメージがあります。
もっとうまく立ち回り、上手に計画性をもってお金と付き合っている方もいらっしゃるとは思いますが、体験したことないのでわかりませんよね。
実際に読んでみて
タイトルから想像すると、宝くじで一億円当たった人の話を、実際に聞いて本にしているのかなと思いましたが、違いました。
専門家の方にお話を聞いて、対談形式でまとめてあります。
そこは、私のイメージとは違いましたが、読み進めていくうちにそれはそれで為になるなと感じました。
専門家の方の知識や統計をもとに、どのような人が、どうなっていって、最終的にはこうなる。とわかりやすく書いてあります。
気になった末路
もちろん宝くじに当たった人の末路は気になりますが、私が気になった末路は、
事故物件を借りちゃった人の末路
「友達ゼロ」の人の末路
「グロい漫画」が好きな人の末路
この話達はとても惹かれる物がありました。
事故物件を借りちゃった人の末路
自分では絶対に事故物件を借りたくありませんし、そんな経験もしたくありません。
事故物件サイト「大島てる」の管理人、大島てるさんと対談しているんですが、なぜ事故が起こった部屋で、また事故が起こるのかなどを心霊的にではなく科学的に解説をしていたり、
呪いの物件をきちんと解説していたりします。
「友達ゼロ」の人の末路
今の時代SNSが発達して、現実の友達だけでなく全世界の方と、知り合えることができます。
SNSだけではなく、ブログや、YOUTUBEなど色々なメディアもありますね。
現に、私はこうしてブログを書いて、日本中の方と知り合いになれたり、コメントのやり取りをすることができる時代です。
そんな中、友達をあまり作らず、自分の時間を作り生活している人を取り上げていました。
現実世界やSNSの中に友達がたくさんいる方と、友達を作らない人を、比較しどちらがいいのかを解説しています。
「グロい漫画」が好きな人の末路
私もグロい漫画を読むのは大好きです。
本の中にも登場しますが、アイアムアヒーローのファンです。
他にも寄生獣や、進撃の巨人、映画や小説なども例に出されていました。
そのようなグロデスクな漫画を、なぜ読みたくなるのか、読んでいる人の思考は大丈夫なのかを、専門家独自の目線で解説しています。
グロい漫画を子供が読んでいたら、親も一緒に読むべきと語っていたり、自分にはない面白い答えがあったりして楽しめます。
まとめ
『宝くじで一億円当たった人の末路』というタイトルを見て、悲惨な人生になってしまう23人の話をまとめているのかなと思いましたが、
実際は、そういうわけではありません。
確かに不幸になる末路もありますが、幸せな人生であるという末路もあります。
1つの末路に対し、最後に結論と解説というまとめがしてあり、他の視点からの話を付け加えていて、それもまたいいなと感じました。
私たちの人生は、一度きりでどうなるかわかりません。
この本を読むと23の人生がどうなるのか、少しだけ知ることができるので読んで損はないです。