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4トンダンプの荷台深箱改造記録【左右あおりとフレーム溶接・リアゲート製作編】

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この記事は、4トンダンプ荷台の深箱改造記録です。

始めにこの記録は、複数に分けてお伝えしていますので、下の記事を先にさっと読んでいただくと、これまでの作業内容が分かります。

前回は、フレームの歪みを直し、左右のあおりを仮組するところまででした。

今回の記事では、仮組したあおりの溶接、四角いフレームの製作・取り付け、そしてリアゲート(後ろのあおり)を製作の様子をお伝えしていきます。

 

左右のあおり溶接

 

前回仮組したあおりを溶接していきます。

がっちり溶接してしまうと、熱により歪みが出てしまいますので、気を付けながらの作業になりますね。

台形の補強の部分、角パイプの外側、そして内側と、歪みを見ながら作業していきます。

歪みが出てしまった時は、ガスで炙りながら、戻していくことになるでしょう。

溶接が終わったら、ディスクグラインダーで余分な溶接の跡を、削って平らにしていきます。

鉄板のつなぎ目や、角パイプの側面などをきれいに削って平らにしました。

次の作業に移ります。

 

フレーム(四角い部分)の延長

 

フレームの歪みを、チェーンブロックで引っ張って直しましたが、今度はこのフレームを延長していきます。

 

四角いフレーム製作

 

延長するには、四角い部品を製作しなくてはいけません。

材料は、3.2mmの鉄板です。

3.2ミリの鉄板を寸法に合わせ、シャーリングという機械で切っていきます。

この機械について知りたい方は、

・【DIY】金属を切る(切断)方法と注意点という記事で触れているので、よかったらご覧ください。

切り出した鉄板を、コの字に折り曲げていきます。

折り曲げた鉄板と、あと三枚の鉄板を四角く組んで、溶接していきます。

この四角い箱を、トラック一台分の4個作っていきます。

箱を溶接し、ディスクグラインダーで仕上げたら、トラックの荷台に取り付けていきますよ。

荷台に仮組するときに、先ほど溶接したあおりも仮組していきます。

この写真は、前部分ですね。

こちらが、後ろ部分です。

仮組の際に当たる部分を、ディスクグラインダーで切り取ったり、取り付ける部品を削ったりしながら、何とか収めました。

この段差や隙間は、溶接で完全にふさいでしまいます。

仮組が終わったので、今度は溶接していきましょう。

 

左右のあおりと四角いフレームの溶接

 

こちらも熱による歪みを考えながら、溶接していきます。

四角いフレームはがっちり溶接し、あおりの部分は、間隔をあけながらの溶接になりますね。

歪み対策です。

ここで一つポイントですが、溶接する部分はディスクグラインダーなどで、塗料を削っておきましょう。

溶接不良の原因になりますし、煙の発生も最小限に抑えることができますよ。

溶接が終わったら、ディスクグラインダーできれいに削っていきます。

これ以上溶接をしてしまうと、歪みがひどくなってしまうので、このぐらいにしておきました。

後は、車屋さんにパテやコーキングなどで処理してもらいます。

 

後ろのあおり製作

 

まだ後ろのあおりを作っていないので、そちらの製作に取り掛かります。

材料は、125mm×75mm 厚さ3.2mmの角パイプ

60mm×60mm 厚さ3.2mmの角パイプ

4.5mmの鉄板です。

 

材料切断

 

材料を切断していきますよ。

今回はバンドソーを使っていますが、高速カッターなどでも切ることができます。

角パイプを切り終わったら、バリや切りカスを取り除いておきます。

大きい角パイプの方は、両側を鉄板でふさいでいきます。

溶接ビートを、ディスクグラインダーで平らに削り、次に鉄板を切り出していきます。

後ろのあおりに使う鉄板は、4×8板というとても大きな鉄板を使います。

1200mm×2400mmという大きさで、仕事場で使っているシャーリングという機械は、2000mmまでしか切ることができません。

1200mm側は切れますので、一度シャーリングで切った後、2400mm側はガスを使い切断しました。

この機械はガス切断ですが、自動でまっすぐに切ってくれるので、とても便利ですよ。切断面もきれいです。

バリや切断面を、ディスクグラインダーで処理したら、鉄板の補強を作っていきます。

材料は。3.2mmの鉄板ですね。

切り出したら鉄板を曲げて、加工していきます。

これで材料の切断や、加工が終わりました。

次に後ろのあおりを、仮組していきます。

 

後ろのあおり(リアゲート)の仮組

 

まず初めに、角パイプを四角く組んでいきます。

対角を計りながら、溶接で仮止めをしていきます。

仮止めが終わったら、歪みが出ないように溶接していきますね。

溶接をした後に、ディスクグラインダーで仕上げていきます。

仕上げた後に、鉄板を貼り付けます。

ずれないように、万力で固定しながら仮止めをします。

鉄板の仮止めが終わったら、表にひっくり返し、先ほど作った台形の鉄板を仮止めしていきますよ。

写真だと鉄板の上に鉄板なので、分かりづらいですね。

台形の補強も仮組します。

最後に歪みを確認しながら、溶接していきます。

はい!終わりました。

溶接が終わったので、4トンダンプにあててみました。

普段トラックを改造したことがないので、いいのか悪いのか正直わかりませんが、私的にはうまくまとまったかなと満足しています。

まだまだ、やらなくてはいけない作業が山積みですが、今回はここまでで終わりにします。

 

まとめ

 

4トンダンプの荷台深箱改造記録も、やっとここまできました。

左右のあおりは完成し、溶接まで終わりましたし、リアゲート(後ろのあおり)も組み終わり、あとは金具をつけて取り付けるだけです。

まだ荷台の内側の加工や、ふさがなくてはいけない所が残っています。

荷台を上にあげた時の調整も、しなくてはいけませんね。

次回その作業風景をお伝えしたいと思っています。

ぜひお読みください⇓

4トンダンプの荷台深箱改造記録 【リアゲート・その他金具取り付け編】

 

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