寒くなってきたり、冬に突入すると、熱帯産の植物や、低い温度が苦手な植物を育てるのは、気を遣いますよね。
観葉植物や、サボテン、蘭、食虫植物、他にもたくさんの種類の植物が、日本の冬が寒すぎる場合があります。
植物が元気をなくしてしまったり、最悪枯れてしまう事もあるでしょう。
なるべく枯らさずに、冬を乗り切りたいですよね。
この記事では、私が今使っている、園芸用のヒーターを、ご紹介させていただきます。
目次
購入するきっかけ
私は、食虫植物を趣味で育てています。
食虫植物は、熱帯産や、温帯産の物が多いのですが、その中でも、ウツボカズラという植物にとって、日本の冬は寒すぎるんですね。
ウツボカズラを、育てるのに適した温度は、20~30℃位なので、最低でも15~20℃を保ちたいんです。
しかし、温室だけでは温度を、保つことができないので、ヒーターの導入を考えていたんです。
ネットの情報や、園芸店などで調べて、最終的にSPZ-250を選びました。
選んだ理由
色々な園芸用のヒーターがある中、このSPZ-250を選んだかというと、まずこのSPZシリーズには、150ワット、200ワット、250ワットと、三種類から選ぶことができます。
自分の家にある、温室の大きさに合わせて、ヒーターの強さを選ぶことができるという点に、惹かれました。
次に大きさです。
私の場合は、一番ワット数が大きい250ワットを選びましたが、それでもかなりコンパクトです。
一番小さい150ワットは、すごく小さいので、小型温室を使っている方にはおススメですよ。
最後は、値段です。
私が購入した物は、サーモスタッドもセットでした。
他の商品は、サーモスタッドを別で買うと、予算がオーバーしてしまう物もありましたが、このSPZ-250とグリーンサーモセットだと、大体1万円ぐらいです。
買う場所や、時期によっても変わると思いますが、大体そのぐらいでした。
Amazonでもそのぐらいですね。
使い方
使い方はとても簡単です。
パネルヒーターSPZ‐250本体
本体に、コードが収納できるようになっています。小型の温室を使っていると、こういう細かいところがありがたいですよ。
ロックレバーがついているので、それを下げながら左に回すと、コードが出てくれます。しまうときは、逆に右に回すと収納できます。
あとはグリーンサーモに接続して取り付けるだけですね。
ここで一つ気を付けないといけないのは、必ずアースを接続してください。しかしこのセットにはアース線がついていないので、自分で購入しないといけません。
なので自分で必要な長さをはかり、ホームセンター等で買ってくださいね。
といっても、適当な線でかまいませんので、安い物で十分です。
グリーンサーモ(サーモスタット)
グリーンサーモは、使用前に必ずきちんと動作するか、試してくださいね。
きちんと動かないと、ものすごい温度まで上がってしまい、大切に育てている植物が枯れてしまいますので。
やり方は簡単です。灰色のダイヤルを回し、今の温度のところ当たりで「カチッ」となるので、この音がならない場合は使わないでください。
この「カチッ」という音で、電源が入ったり、切れたりしているわけなので、この音がしないと、正常に動いていない可能性があります。ならない場合は問い合わせしたほうがいいです。
接続はとっても簡単で、灰色のプラグに、本体のプラグがさせるようになっているので、接続し完了です。
銀色のばねのようなものを伸ばし、土にさして土中温度を、管理することもできるので便利ですよ。
あとは使いたい温度に設定し、誤差をきちんと見て使えば大丈夫です。
使わない時の管理
使わないときは、パネルヒーターとグリーンサーモを、コンセントから抜いてください。
グリーンサーモは、ダイヤルを一番高いところに、設定しておいたほうがいいです。理由としては、一番高いところにしておけば、スイッチON/OFFの無駄な動作が少なくなるので、壊れにくくなります。
パネルヒーターは、コードを巻き取り、グリーンサーモと一緒に、涼しいところに保管してくださいね。
パネルヒーターを使う時の注意
ヒーターを使う時に、気を付けないといけないことが結構あります。
まず置いておく位置ですが、パネルヒーターがあったまると、上昇気流が発生するので、真上に植物を置かないでください。
熱い風を直接浴びてしまい、枯れたり、葉っぱが縮れてしまったりと、植物にとって良くないんですね。
この特性から、グリーンサーモの設置位置も、真上にしないでください。
温室全体があったまる前に、スイッチが切れてしまうので、なるべく離れた所がいいですね。
設置位置は、対角線にするといいでしょう。右下にヒーターを置いたら、左上に吊るしておくのがベストです。
パネルヒーターの近くに、植物を置くのもやめてくださいね。近いと植物が乾燥したり、葉焼けを起こしたり、葉が縮れたりしてしまいます。
グリーンサーモの、ばねのような部分は、オイルが封入されているらしいので、絶対に折り曲げたりしないでくださいね。線が切れて、中のオイルが吹き出してしまうらしいです。
使用した感想・まとめ
一か月以上使った感想としては、小型にもかかわらず、温室内の温度がきちんと上がってくれていいですね。
グリーンサーモは、書いてある数字と若干違いますが、温度計を見ながら、調整しています。
一つだけ残念なことが、アース線をつけてほしかったところですね。
電線自体は、安いのでいいんですが、買いに行く手間がちょっと面倒くさいです。
それ以外は使い方も簡単で、女性の方や、機械が苦手という方も、問題なく設置できると思います。
パネルヒーター自体も、側面はそこまで熱くならないので、小さな温室でも導入しやすいと思いました。
スイッチが入っているときは、ランプが光って知らせてくれますし、動作音もないので静かですよ。サーモスタットの「カチッ」という音ぐらいでしょうか。
きちんと温室内を、温めてくれるので、私は買ってよかったなと思っています。
小さい温室で植物を育てている方におススメですよ。
温室については、・室内にピッタリ!小型ガラス温室ピカFHB-908という記事で紹介しています。
ぜひご覧ください。