この記事は、4トンダンプ荷台の深箱改造記録です。
この記録は、4記事に分けてお伝えしていますので、下の記事を先にさっと読んでいただくと、これまでの作業内容が分かります。
【2】4トンダンプの荷台深箱改造記録【歪み直し・左右あおり製作編】
【3】4トンダンプの荷台深箱改造記録【左右あおりとフレーム溶接・リアゲート製作編】
【4】4トンダンプの荷台深箱改造記録【リアゲート・その他金具取り付け編】←今ここ
前回の記事で、左右のあおりとフレームを溶接し、リアゲートを製作しました。
今回は、リアゲートの取り付けと、その他の金具の取り付けを行っていきます。
目次
リアゲートの取り付け
リアゲートを取り付けるためには、まず金具を付けたり、調整をしなくてはいけません。
リアゲートを、開閉するための物を取り付けます。
何という物なのかよくわかりませんが、この金具を使用していきます。
上の写真を見ると、途中でカットしているのが分かります。
なぜカットしているのかというと、荷台を一番上にあげた時、リアゲートが地面にあたってしまうんですね。
なので当たらないギリギリを狙って、途中で切りました。
切断した先の所に、製作したリアゲートを仮組しました。
きちんと荷台をあげた時に、開くよう調節しながら、溶接をしていきます。
この記事の下の方で、荷台を上にあげた写真を載せていますよ。
金具取り付け
次にリアゲートをロックするための、金具を取り付けます。
荷台をあげた時に、ロックが外れるよう調節しながら、取り付けなくてはいけないのですが、根元から歪んでいるため、なかなかうまく外れない状態でした。
なので始めに、荷台をあげると開くロックを、叩いて元の位置に戻さなくていけません。
ただ、歪んでいる鉄板が、6mmと分厚い物なのでなかなか戻らないんですね。
仕方がないので、ガスで炙りながら戻しています。
調節をしながら、溶接していきます。
きちんとロックが、開いたり閉じたりをするようになりました。
もう一つの金具は、手動で締めるための物です。
こちらも、合わせながらの取り付けですね。
荷台内側フラットバー溶接
金具を取り付けたら、荷台の内側にフラットバーを取り付けます。
あおりと床板の隙間から、積載物が落ちないようにするためですね。
適度な間隔を開けながら、溶接をしていきます。
反対側も取り付けます。
リアゲートの隙間もフラットバー溶接
リアゲートと、荷台の隙間もフラットバーを使い埋めていきます。
これで大きな隙間を、埋めることができました。
荷台の格子部分を鉄板でふさぐ
この部分を鉄板でふさぎます。
使う材料は、4.5mmの鉄板ですね。
シャーリングという機械を使って切った鉄板を溶接します。
鉄板でふさいだ後に、裏側からハンマーでたたいて、一応平らにしておきました。
あおりを上にあげたので、ここから積載物が落ちないようにふさいでいるんですね。
荷台をあげてみた
何とか形になってきたので、試しに一番上まで荷台をあげてみました。
一番上にあげた状態でも、リアゲートがギリギリ地面に付かないようになっています。
いい感じですね
リアゲートに追加の部品を付ける
リアゲート上の角パイプに、鉄板を三角形の物を取り付けてほしいと頼まれました。
私の仕事場では、鉄板を90度以上に曲げることができないので、専門の曲げ屋さんに頼んで部品が届くのを待ちます。
数日待ってようやく届いたので、加工をして取り付けていきます。
加工内容は、両端に蓋をするだけですね。
蓋をする鉄板を切っていきます。
両端なので、同じものを二枚作りました。
この鉄板を、溶接していきます。
溶接が終わったら、ディスクグラインダーで削って平らにします。
少し、サンドペーパーを当てたら、リアゲートに取り付けていきますよ。
はい、取り付けました。
途中の写真を撮り忘れてしまい、一瞬で完成です。
下から見ると、こんな感じになっています。
この作業で、4トンダンプの荷台深箱改造記録は終わりです。
まだこの後、車屋さんが色々と加工するみたいですが、私の所ではここまでになります。
まとめ
4トンダンプの荷台改造記録も、この記事で最後になります。
私の本業は建設業(鉄工所)なので、こういった仕事は初めて行いました。
分からないことがあったり、こんな風になっているんだ、と思う事がとても多かったです。
というかダンプ自体乗ったことがありませんし、あまり身近にない物なので大変貴重な体験をしました。
仕事の内容自体は、金属の切断、仮組、溶接など普段とあまり変わりません。
なので難しい事はないですし、とても楽しかったのですが、なぜか普段より疲れますね。
また次回、本業とは少し違った内容の依頼が来たら、記事にしてお伝えしたいなと思っています。
最後までお付き合いありがとうございました。