DIYだけではなく、仕事として使う機会が多いのが、ディスクグラインダーです。
特に建設関係の仕事には、なくてはならないディスクグラインダーですが、呼び方も色々あり、サンダーと呼ばれたり、べビーサンダーと呼んだりもしますね。
DIYでは、電動工具を揃えている方でないと、あまり使う機会が少ないのかなと思います。
ですが、ホームセンターなどに行くと、意外とお手ごろな価格で売っているんですね。
DIYブームもあり、ホームセンターでは、電動ドリルやインパクトドライバーなんかと一緒に、動画で使い方を伝えながら販売しています。
DIYに導入したいと思っている方や、興味がある方も増えているみたいですね。
ディスクグラインダーを買おうか迷っている方や、使い方をあまり知らないという方に、色々な使い方や注意点をお伝えします。
目次
ディスクグラインダーで金属の加工をする
ディスクグラインダー(サンダー)といえば、うるさい音を立てながら、火花を散らすというイメージがありませんか?
私は建設業(鉄工所)で働いているので、大体がそのような使い方なんですね。
鉄やステンレスを加工すると、火花が出ます。
同じ金属でも、アルミや銅は火花は出ないんですね。削ったカスが飛ぶだけなんです。
そんな話は置いといて、まずは金属加工からです。
削る
金属を、ディスクグラインダーで加工する時の、基本的な使い方ですね。
鉄工所などでは、良く見る作業風景です。
上の写真のように、溶接した所を削ったり、とがっている所を削ったり、という使い方です。
磨く
ディスクグラインダーに、研磨用のフェルトを取り付けることにより、金属を削るのではなく、磨くこともできます。
もっと荒く磨くこともできますし、金属に塗ってあるペンキを落とす物もあるんですね。
フェルトの物は、青棒や白棒という研磨剤を付けながら、金属を磨くと、鏡のように光る「鏡面」という仕上げをすることができます。
車やバイクの部品だったり、キッチンの流し台に使う、という方もいるんですね。
切断する
切断砥石という、とても薄い物を使用すると、金属を切断することができます。
薄い金属板や、厚い物まで切断が可能ですね。
コンクリートやブロックの加工
ディスクグラインダーで、専用の刃を使えばコンクリートや、レンガ、ブロックなどを切ったり、削ったりすることもできます。
写真の刃は、コンクリートやブロックを切ることの出来る物ですね。
その他にも、コンクリートを削る物もあります。
ディスクグラインダーを使用する際の注意点
ディスクグラインダーは、使い方を間違えていたり、無理なことをすると大変危険です。
一番多いのは、ディスクグラインダーのカバーを外し、使用しているなんてことがよくあるんですね。
特に、切断用の砥石を使って、材料などを切る場合、カバーが邪魔をして深く切ることの出来ないことがあります。
そんな時に、カバーを外すことによって、深く切り込むことができるようになるんですね。
この行為がかなり危険です。
まず、回転している刃がむき出しになりますので、手で触ってしまうことがあるんですね。
グラインダーのスイッチを入れたまま、持ち替えたりした時に、刃に触れてしまう、という事が起きます。
材料を切っていると、たまに刃がくってしまい弾かれる場合もあります。
その時にカバーをしていても、危ないのですが、カバーを外した状態だと・・・。
カバーを外す理由は、他にもあるんです。
ディスクグラインダーは、色々なサイズがあって、取り付ける砥石の大きさも様々なんですね。
例えば105mm用のグラインダーに125mmの砥石を付けると、当然カバーが当たってしまいまいます。
なのでカバーを外して使う、という事になるんですね。
これもかなり危険ですよ。
後は、革手袋や保護メガネ、マスク等をして体を保護して使用してください。
金属を切ったり、削ったりすると火花が出ますので、燃えやすい物の近くでは、作業しないでください。
ガラスに火花を当ててしまうと、金属の削りカスが付いてしまいザラザラになってしまったり、点々に溶けたりしてしまうので、気を付けましょう。
鉄などを切った後に、削りカスを放置しておいて、雨が降ったりすると錆が色々な所に付いてしまいます。
ディスクグラインダーの管理方法
ディスクグラインダーは、湿気の少ない所にしまってください。
特に砥石は、湿気に気を付けて下さいね。
湿ってしまった物を使用すると、回転する力でバラバラに砕けてしまう事があります。
すごいスピードで回っているので、砕けた砥石が勢いよく飛び散りますので、大けがをしてしまう場合があるんですね。
なので、乾燥していて、直射日光に当たらない場所にしまいましょう。
まとめ
ディスクグラインダーは、一台持っていると色々ことができます。
DIY作業の幅もすごく広がりますよ。
ですが、使い方を誤ればとても危険な物にも、なってしまうんです。
きちんと正しい使い方をして、楽しく怪我のないようDIYを楽しんで下さいね。