DIYでトタン波板を付けたいと思った方に、どのような道具や工具が必要なのか、作業の仕方はどうすればいいかをご紹介します。
実験台として、実際にトタン波板を取り付けるのは、レースに使われる鳩の小屋です。
後ろに見える二つの建物もレース鳩の小屋です。
すごい数のレース鳩がいて、この鳩たちは北海道で放されて、茨城県まで帰ってくるそうです。
私は方向音痴で、地元の茨城県内でもカーナビがないと家まで帰れません。
鳩の方が頭が良いらしいです。
話がだいぶずれてしまいましたね。
私の本職は鉄骨屋で、この鳩小屋で言うと赤い鉄骨の部分と、階段の部分を作って納品しました。
そのついでに壁のべニア板と、屋根のトタン波板を付けてくれと言われ取り付けてきました。
それではトタン波板の取り付け方法をご紹介します。
トタン波板とは
トタン波板とは、昔からある波板で、薄い金属板です。
ホームセンターなどでカラートタン波板として安く売られています。
少し高くなりますが、ガルバリウム波板という物もあります。
こちらの方が強度や耐久性があるので、長く使うならこちらの方がおススメです。
最近は一般住宅の壁などに、波板とは違いますが、ガルバリウム合板を使う事が多いみたいですね。
必要な工具・道具
トタン波板
波板は屋根の寸法+重なり分を買わないといけません。
基本的に2.5山以上を重ねますので、余裕をもって買ってください。
寸法ギリギリで用意してしまうと足らなくなる可能性があります。
留め具
留め具は、下地や固定方法により変わります。
鉄下地の場合は、鉄下地用の波板ビスを使い、木の場合は木下地用をお使いください。
その他にもフックボルトや傘釘などあります。
道具・工具
・メジャー(スケール)、さしがね
・インパクトドライバー、電動ドライバー
・水糸(なくても大丈夫)
・ポンチ、ハンマー(金づち)下穴をあける場合はいりません。
・脚立、はしご
・丸ノコ、かな切バサミ(波板用があれば楽です)
DIYに必要な道具・工具を詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
取り付け方法
まず初めに屋根の下地からどれぐらい出すのかを決めます。(軒先の出幅)
あまり出してしまうと、強い風が吹いた時にバタバタなったり、最悪剥がされてしまいます。
100mm以内がベストですね。
長い場合は丸ノコや、かな切りバサミでカットしてください。
取り付ける際は、最初の一枚で軒先の出幅や、直角を取りながら取り付けます。
二枚目からは軒先の出に合わせ止めていきます。
ビスは必ず、波板の山になっている部分に打ってください。
谷の部分に打ってしまうと、雨漏りを起こす原因になってしまいます。
トタン波板に下穴をあける場合は、ビスより2mm程度大きな穴を電動ドリルであけます。
下穴をあけない場合は、ビスで止める部分にポンチで軽く傷をつけると、滑ることなく取り付けることができます。
ビスを打つ間隔は、5山程度にしてください。
水糸があると、綺麗にまっすぐビスを打つことができますよ。
もし打ち損じてしまった場合は、コーキングなどで穴を埋めると雨漏りを防ぐことができます。
この鳩小屋の場合、屋根の下にべニア板が入っているため、軒先を長くとってあります。
この後鉄粉や、汚れを掃除して完成になります。
最後に
トタン波板を取り付ける方法を、お伝えしました。
私も本職ではないので、感覚としてはDIYの延長だと思っています。
なかなかこういう体験をしないので、楽しく作業することができました。
作業自体はとても簡単ですが、二人いるととてもスムーズにできると思います。
もちろん一人でも簡単にできると思いますよ。
くれぐれも怪我をしないよう、楽しく取り付けを行ってくださいね。