DIYを初めてやってみると、想像しないような失敗をしてしまう場合があります。
簡単そうだなと、始めて見たら意外と難しかったり、作業の途中で心が折れてしまったなんてことはありませんか?
お家の物をちょっと直そうと思ったり、本格的にDIYで何かを作ろうと思って、いざ作業をしてみると失敗してしまう、という時の対処法をお伝えします。
ネジの頭が潰れてしまう
ネジの頭は、基本的に+か-のような形の溝になっています。
そのネジをドライバーで回そうとしたら、崩れてしまって、二度と取れなくなってしまうなんて経験はありませんか?
ドライバーの使い方を少し変えれば、崩すことなく取ったりすることができます。
ドライバーを使ってねじを締めたり、緩めたりするときは、ドライバーをただ回すのではなく、ネジの方へ、強く押し込みながら回します。
そうすることで+や-の溝が崩れることなく回ってくれますよ。
押す力を8割、回す力を2割位の気持ちでネジを回してみてください。
簡単にネジを締めたり、緩めたりすることができます。
ネジの回す方向
ネジを回す方向が、わからなくなってしまう事ってあるあるですよね。
緩めているつもりが固く締まってしまい、最終的にはあきらめるなんてことも。
ですが、この方法を頭に入れておけば、そんなことが減ります。
ネジやボルトは大体が右に回すと締まり、左に回すと外れるようになっています。
「の」の字を普通に書く方向が締める、「の」の字の反対方向が緩めるということを覚えてください。
空中で「の」の字を書いてみてください。今「の」を書いた方向に回すと締まります。
「の」を反対に書いてみてください。その方向に回すと緩まります。
家や、家具などに使われているネジ、ボルトなどはこの方法で覚えておくと便利ですよ。
例外として、逆になっているボルトなどがありますが、基本的には大丈夫です。
のこぎりを使うと切り口が曲がってしまう
のこぎりで物を切るのって意外と難しいんですよね。
切り口が曲がってしまったり、のこぎり自体が、「くにゃん」と何回も曲がってしまいイライラします。
そんなときの対処法は、切る材料にまっすぐ印を付けて下さい。
さしがねという道具と鉛筆があればまっすぐで、直角の取れた線を引くことができます。
さしがねや他の道具はこちらの記事にまとめてあります。
後はそれに合わせてのこぎりで切っていきます。
のこぎり自体が「くにゃん」と曲がってしまうのは、のこぎりをまっすぐ動かせていないからですね。
まっすぐ押したり引いたりすることで曲がらなくなります。
どうしても切り口が曲がったり、歪んでしまう場合は、ホームセンターなどでお願いすると切断してくれますので、そちらを利用してもいいかもしれません。
これからもDIYを長く続けるという方は、電動工具を買ってしまうのもいいですね。
電動工具をまとめた記事もありますのでよかったらご覧ください。
ペンキ・ニスがうまく塗れない
DIYの入り口として、ペンキやニスを塗るという方も多いです。
しかし簡単そうに思えるペンキやニス塗りも、うまく塗れなかったり、はがれてしまうことがあるんですよ。
無垢材(なにも塗っていない木材)を塗る場合は、表面をサンドペーパーなど削りざらざらをなくして塗装すれば大丈夫です。
無垢材は、ペンキやニスを吸い込むので何回にも分けて塗ってください。
ニスを塗る際は、刷毛を使う事をおススメします。
ローラーを使ってしまうと泡立ってしまい、見た目が悪くなります。
詳しいニスの塗り方はこちらの記事をご覧ください。
次に組み立て式の家具を塗る場合です。
組み立て式の家具は、基本的にすでに塗装されている場合が多いです。
このままペンキやニスを塗ってしまうと、塗料によっては弾かれたり、はがれたりしてしまいます。
そうならないために、塗料を上塗りできるものを選ぶか、家具の表面についている塗料を削ってはがしましょう。
荒いサンドペーパーを使ってゴシゴシと削ってください。根気のいる作業ですが、後の見た目に関わってくるので頑張ってください。
削る作業が終わったら、2~3回に分けてペンキやニスを塗ります。
乾いたら完成です。
まとめ
DIY作業の失敗はまだまだあります。
せっかく作ったものが、置きたい場所に入らなかったり、なんとなく歪んでいたり、実際に使ってみたらすぐ壊れてしまったなど様々なことが起こってしまうんですよね。
ですが、そんな失敗もDIYの醍醐味だと私は思っています。
何回か作ったり、直したりしているうちに上達しますし、自分で使うものですからそんなの気になりません。
失敗を恐れずにチャレンジすることが大切ですよ。