お酒の量を減らそうとしている方、断酒・禁酒をしている方にとって、突然の飲酒欲求(お酒が飲みたいという衝動)が襲ってくることがありますよね。
例えば、テレビを見ていてビールのCMが流れたり、コンビニに行った時、仕事終わりにお酒が飲みたくなるなんて事も。
何もしていなくたって、飲酒欲求は襲ってくるのですが、そんな欲求をお風呂に入ってふっ飛ばしてしまおう。と私は考えています。
と言っても、お風呂上りにビールが飲みたくなるという方もいますよね。
そんな時には、夏なら水風呂やシャワーを軽く浴びたり、冬なら水やジュースなどを持ち込み、喉が渇かないようにすればいいんです。
要は気分転換
飲酒欲求は、とても強い欲求です。
何もせずに、じっと耐えるなんてことは、なかなか難しいことですよね。
タイトルに「お酒が飲みたくて我慢できないなら風呂に入ろう」なんて付けていますが、要は気分転換をしましょう。と言いたかったのです。
断酒・禁酒を始めてすぐの方は、飲酒欲求と真正面から戦ってしまうのです。
簡単に勝てる方はもちろんいますが、負けてしまう方が多いでしょう。私は勝てませんでした。
私は、お酒を一年以上やめていますが、初めの頃はとてもつらかった思い出しかありません。
大好きなお酒を、毎日飲んでいたお酒をやめるんですよ。
こんなにつらく悲しい事って、ないじゃないですか。
本当にお酒が好きで、好きすぎるが故に体を壊すまで飲んだり、アルコール依存症になったりしてしまうんです。
一か月過ぎたあたりから、気持ちに余裕ができ、趣味を楽しむこともできるようになりました。
趣味を楽しめるようになると、飲酒欲求がだいぶ少なくなります。
なぜなら、お酒の事を考える時間が減るからなんですね。
お酒の事を考える隙を与えない
趣味や、お酒に全く関係ない事をやっている間は、なんの問題もなくやめていられます。
お酒の事を、考えずに済むからですね。
飲酒欲求と真正面で戦うのではなく、横から戦ったり、後ろの回り込んだり、時には逃げましょう。
逃げるといっても、お酒を我慢することをやめるのではなく、お風呂に入ったり、違うことをやるということです。
お風呂に入って、頭や顔を洗ったり、冷たいシャワーを浴びたり、その瞬間はお酒の事を忘れることができます。
お風呂から出たら、お酒が飲みたくなるな。と思ったら、すぐに頭を乾かしたり、水やジュースを一気飲みしたり、お酒の事を考える隙を与えないようにしてみてください。
どんどんやることを作り、実行していくのです。
途中で、疲れて眠くなってきたり、もう何もしたくない、と思ったら勝ちです。
そのまま布団に入って眠ってしまえば、一日達成になるじゃないですか。
その一日を積み重ねていくのです。10回やれば10日達成、100回やれば100日達成、365回やれば1年達成です。
飲酒欲求は、お酒を口にしなければ、日が経つにつれて弱まっていきます。3カ月位続ければ、楽になってくるでしょう。
ですが、お酒を飲んでしまえば、また元に戻ります。断酒・禁酒を長く続けていきたいのなら、お酒を口にしないことが大事になります。
継続は力なり
お酒をやめ続けることは、一筋縄ではいかないのですが、やめ続ければ飲酒欲求は弱くなります。
そして、〇〇日やめ続けたという実績が、自信につながったり、今お酒を飲んだらもったいない。と考えるようにもなるでしょう。
飲酒欲求との戦い方もうまくなり、軽く倒すこともできるようになります。
何事もそうですが、続けることが大事なんですね。
気が付いたら一年経っていたなんて日が来るかもしれませんよ。
まとめ
飲酒欲求が襲ってきたら、ただじっと耐えるのではなく、お風呂に入ってみたり、何かやること見つけてみてください。
気分転換に、自分の好きなことや、ストレス発散になる物や、時にはあまり好きではないことを、やってみるのもいいのかもしれません。
とりあえず、飲酒欲求から逃げれれば、なんでもいいのです。
お酒の事を考える隙を与えずに、一日を乗り切ってみてください。
そうすれば、いつか飲酒欲求の力が弱まって、気が付いたら一年経ってた。なんて事になる日も来るでしょう。
もし自分一人では、お酒をやめることができないと感じたら、病院に行ったり、自助グループに参加したり、誰かに相談してみてください。
きっとあなたの力になります。
私も相談を受け付けていますので、ご気軽にどうぞ。お力になれるかわかりませんが、精一杯ご相談に乗りますので。