あなたは、一日にどれぐらいのお酒を飲みますか?
私がお酒を毎晩飲んでいる頃は、缶酎ハイ500ml×5本飲んでいました。
おいしく飲むというより、酔うために飲むという最悪な飲み方になっていたんです。
そんな毎日を過ごしていたんですが、27歳の頃に、どんどん体の調子が悪くなり、ついに医者から断酒、禁酒をしなさいと言われてしまいました。
そこで初めて断酒、禁酒を始めます。
ですが、3日目ぐらい経った頃あたりから、お酒をやめるのがこんなに大変なんだ、と思い知らされます。
何回か挫折し、飲んでしまうということもありました。
そのたびに後悔して、またやめようと頑張り、最後にお酒を飲んでからやっと1年経ちました。
1年断酒・禁酒してみて感じたことや、メリットをお伝えします。
詳しく記事にしている項目もあるので、そちらもぜひご覧ください。
体が軽い
毎日お酒を飲んでいる頃は、二日酔いではなくても体が重く、何だかだるいという状態でした。
お酒をやめて一週間ぐらい経ったときに、体が軽くなったような感じがし始め、とても楽になったのを覚えています。
その後、仕事も楽に出来るようになるし、疲れも取れやすくなり、肉体的にも精神的にも健康的になりますよ。
頭がよく回る
お酒を飲んでいた時は、何時もなんだか頭に霧がかかったような状態でした。
やめてからは、すっきりとして物事を、深く考えることができるようになりましたね。
頭がすっきりしていると、新しく物事を覚えたり、本を読んだりすることが楽になります。
私は、本を読む機会がかなり増えました。集中力も付いてきますね。
今までは、本なんか漫画ぐらいしか読まなかったのですが、お酒をやめてからは活字を読むことが楽しくなってきています。
頭に関することをまとめていますので、下の記事を読んでみてください。
仕事のミスが減る
頭がよく回ると仕事のミスも減ります。
仕事中に、ボーっとしてしまったり、体がだるいのでやる気がでなかったり、なんてことがよくありました。
もう少しで仕事が終わる、なんていう場合はすでに頭の中は、お酒の事でいっぱいになっていたのかもしれません(笑)
そんな状態では、ミスも増えますよね。
お酒をやめてからは、かなり仕事中のミスも減り、「こうした方が効率よくなるな」などの発見も増えます。
仕事に関してはいいことだらけですね。
胃腸の調子が良い
お酒(アルコール)は、適量を飲むと、胃酸の分泌をうながしてくれたり、胃腸を活発にしてくれます。
しかし飲みすぎてしまうと、ただの刺激物になってしまうんです。
お酒をたくさん飲むと、胃腸にダメージを与えます。
私の場合は、吐き気と、下痢に悩まされていました。
喉が、焼けるような感じがしたり、すっぱい物が上がってきたり、していました。
病院で、逆流性食道炎という病気だということを言われて、薬を飲んだら改善しましたが、その後も飲み続けていたので、何回か再発しています。
お酒をやめた今は、全くそのような症状は出ていません。
胃がもたれたり、下痢をすることは、あまりなくなりました。
食べ物は、飲んでいるときも、おいしく食べていましたが、やめてからは味の薄い物でもおいしく感じるようになっています。
お酒のつまみに食べていたものは、味の濃く脂っこい物が多かったんですが、最近は素材本来の味に気が付けるようになりました。
味覚が鋭くなったような感じがします。
胃腸に関する詳しい事は、下の記事をご覧ください。
お腹の脂肪が減る
お酒に合うつまみは、唐揚げ、餃子、肉系、揚げ物など高カロリーな物ばかりです。
本当の酒飲みは、つまみなんかいらないという人もいますが、今回は置いておきます。
胃腸の所でも書きましたが、お酒を飲んでいる頃は、味の濃い物や脂っこい物が大好きでした。そして、お腹いっぱい食べて、飲んだはずなのに、絞めでラーメンなんか食べてしまうんです。
こんな生活していたら、太って当たり前ですよね。
お酒をやめた今は、ご飯を食べに行くにしても、家で食べるにしても、暴飲暴食が全くなくなりました。
食べに行っても、飲まないので一人前をきちっと頼み、それ以上は食べません。私は、もともと少食なので十分なんです。
お酒を飲むと、食欲のストッパーが効かなくなっていたみたいです。
一年前より7キロ位痩せました。
ぐっすり眠れる
お酒を寝る前に飲む、いわゆる寝酒をしている方も多いと思います。
実際私も、お酒を飲まないと寝ることができなかったんです。
夜寝る前に、少し酔いが醒めてしまうと寝れないと思い、お酒を追加してから寝るという生活をしていました。
ですがお酒を飲んで寝ると、睡眠の質はかなり悪くなってしまいます。
詳しくは、下の記事をご覧ください。
寝ているときに、何度もおしっこがしたくてトイレに行ったり、深い眠りに付くことができなかったりします。
朝起きても、全く疲れが取れていなかったり、逆に頭が痛かったり、二日酔いで最悪な一日の始まりを迎えている感じです。
お酒をやめて、一週間ぐらいは全く寝付けませんでした。
ですが、二週間ぐらい経った頃からは、ぐっすり眠ることができ、疲れの取れも全く変わりましたね。
私の中では、お酒がないと眠れないと思っていたんですが、今は普通に眠ることができます。
私にとって、お酒をやめた一番のメリットだと感じています。
時間を有効に使える
お酒を飲んで酔っ払っている時間は、楽しいと感じていました。
酔うこと自体が好きで、嫌なことから逃げることができたり、ストレス発散できていたと自分の中では感じています。
しかし実際は、ただ酔っぱらって何もしていない、無駄な時間なんですよね。
お酒をやめると、一番最初に感じることは「暇だな・・・」です。
いつもは酔っぱらって、勝手に時間が過ぎていきますが、素面だとこの時間が空きます。この時間を使って、本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたり、趣味に使うと、かなり有効に使う事ができます。
詳しいことは下の記事をご覧ください。
私の場合は、このブログ『ゆとりが三代目』を運営し、記事を書くことが時間を有効に使う事の一つですね。
他にも車や、音楽、植物を育てる事が好きなので、そちらに時間を使っています。
お酒をやめてすぐの頃は、すごく暇で一日がとても長く感じていたんですが、今では一日があっという間に過ぎてしまい、やりたいことができないなと、感じている位です。
まとめ
飲み代を浮かすことができたり、まだまだお酒をやめるメリットはあります。
逆にデメリットってないですよね。お酒を毎日や、たくさん飲んでいた方がいきなりやめると、眠れなくなったり、暇ができ不安や、考え事が増えるというのはあるかもしれません。
なかなかいつもの習慣をやめるのも、一筋縄ではいかないと思います。
しかし、そのまま飲み続けると、体を壊してしまったり、依存症になってしまう場合もあります。
そうなると結局は、強制的にやめる事になるので、その手前の段階で飲まなくしたり、量を減らすなどした方がいいですよね。
お酒をやめるといきなり体の調子が良くなったり、仕事や、やりたいことがバリバリできる、ということはありませんが、長期的に考えるとやめてよかったなと思える日が来ます。
依存症や、体がボロボロになる前に、良かったら禁酒・断酒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。