お酒の量を減らしたい、やめたいと思っている方にとって、節酒と断酒どちらにすべきかという選択を、しなくては行けない時が来ます。
ダイエット目的の方や、節酒でも、断酒でもどちらでも良いと私は思います。
普段の飲酒が原因で、体を壊してしまった方や、何度も問題を起こしてしまう方、アルコール依存症になってしまった方は、きちんと考えるべき問題でしょう。
というか、お酒が大好きで飲みすぎてしまって、問題が起きてしまった人は、節酒できればそちらの方がいいと思うはずです。
この記事では、体を壊してしまった方、何度も問題を起こしてしまう方、アルコール依存症と診断された方にとって、節酒がいいのか、断酒がいいのかを考えまとめました。
節酒とは
お酒の量を調節することで、もともと飲んでいた量より減らしたり、休肝日を作ったりすることを指します。
節酒は、お酒をやめることなく、自分で目標や、制限を作って飲むことになります。
節酒は、お酒をついつい飲みすぎてしまう、ここで終わりにするんだという、意思が強い方にはおススメですが、なかなか難しい場合が多いです。
「今日から節酒するぞ!」と決めた日から、一週間もするとそのモチベーションが下がってしまい、最終的には、元の飲酒量に戻ってしまう方も少なくありません。
節酒を続けるコツは、毎日の飲酒量をカレンダーに書き込み、管理する事が大事です。
全く飲まなければ、はなまるを、適量で止めた場合は〇を、たくさん飲んでしまった場合は×を付け、一目でわかるようにしましょう。
禁酒とは
禁酒は、一か月とか、半年、一年など期間を決めやめることです。簡単に言うと、病気になり医者にお酒をやめなさい、と言われてやめる事といってもいいでしょう。
自分の意志、医者や家族の意志、関係なく期間を決めやめることです。
禁酒は、目標を一か月など、具体的に決めやすいので、モチベーションが保ちやすいです。
この禁酒を破って、何度も飲んでしまうという方は、アルコール依存症の可能性があります。
断酒とは
断酒は、自分の意思で今後お酒を飲まない、と決めることを指します。
断酒は、最終的な目標が今後お酒を飲まないという、とても大きな物なので、達成は簡単ではありません。
断酒は、1日1日今日は飲まなかった、明日も飲まなかった、と細かく目標を持つことが大事です。
節酒と断酒どちらが良いのか
節酒と断酒は、お酒を自分で、コントロール出来るかできないかによって決めた方がいいです。
お酒をきちんとコントロール出来る方は、節酒で大丈夫です。
お酒をやめないので、ストレスがたまりにくいしいいと思います。
ですが、アルコールで問題を起こしてしまう方、体を壊した方は、なかなか節酒が難しいのが現状です。
一度節酒しても、最終的に飲酒量が戻ってしまうという方は、断酒をした方がいいですね。
もう自分の意志では、コントロールできなくなっていますので、アルコール依存症の可能性が非常に高くなります。
アルコール依存症と診断された方は特に、節酒ではなく、断酒された方がいいです。
タバコで考えると、禁煙される方は多くても、節煙される方は少ないですよね。タバコは、1日5本と決めてもなかなか守るのは難しいです。
ならいっそのことやめてしまった方がいいと、みなさん禁煙します。
私はお酒もやめてしまった方が、楽なのでは?と考えています。
まとめ
お酒をやめる、やめないは、最終的には自分の考えで決まる物です。
私なりの考えは、お酒をコントロールすることの出来る方は、節酒をする。
一度節酒をしてみて、守れそうにないという方は禁酒。
禁酒を守れない方は断酒をする。という考えになりましたが、節酒ができない方は、すでにアルコール依存症の可能性が大きいので、一度病院に行くことをおススメします。
アルコール外来がある病院は、ネットで探せば出てきます。
そこで依存症とわかれば、医者が、「抗酒剤」や「レグテクト」などのアルコールに関するお薬を出してくれたり、適切なアドバイスをしてくれます。
一人でお酒をやめることができない方には、「断酒会」や「AA」という自助グループがあります。
このグループは、アルコール依存症の方たちが集まり、自分の体験談を語ったり、きちんとつながっていれば、色々とフォローをしてくれます。
自分の住んでいる地域にある、断酒会やAAなどを一度行ってみることをおススメします。